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社会福祉法人「緑樹会」の令和4年度事業活動並びに決算書は、令和5年6月18日開催の評議員会にて無事承認されましたので、ここに概略報告致します。

【施設運営】
【入居】

 引き続いて新型コロナの感染に伴う運営制約を伴う中、徳島事業部・関東事業部合計の稼働率は前期比4ポイント減の85.8%となりました。(稼働率数値はショート含)
感染対応の出口戦略を展望し、施設稼働の向上、地域への一層の関与と入居待機者のすそ野を広げ、加えて入居者へのきめ細かい健康管理を行っていきます。
大麻事業部において令和4年6月より、鎌倉事業部において令和5年1月より施設の大規模修繕を行いました。

【グループホーム】

 期中は安定的な稼働が続けることができ、概ね前期並みの稼働率97.6%となりました。

【ケアハウス】

 入居者全体の高齢化が進む中、入院者も発生し今年度は前期比7ポイント減の90.3%となりました。

【ショートステイ】

 空床利用なども奏功し、法人全体で年間を通じ延べ約31千名(前期比+1千名)の方にご利用頂きました。
引き続き今後も地域への責務として利用者ご本人とご家族の意向に沿ったケアに注力して参ります。

【デイサービス】

 新型コロナ感染による利用控えも続く中、一般・緩和・認知型とも大きく改善できず低迷が続きました。
一般75.9%(前期比△0.5ポイント) 緩和39.4%(前期比△10ポイント) 認知51.2%(前期比+5ポイント)となりました。

【ヘルパーステーション】

 利用者拡大に注力しましたが、コロナ感染の影響で上期の伸び悩みが響き、請求額ベース32百万円となり前期比3百万円減となりました。

【居宅介護支援】

 広報活動等も積極的に行う一方で、9月末にきたじまの事業所休止をしたこと等に伴い請求額ベース前期比4百万円減の46百万円となりました。

【決算報告】
【事業活動計算書】

 サービス活動収益については、杜樹の音の稼働寄与もあり前期比164百万円増の4,977百万円となりました。
サービス活動費用については、人件費は前期比25百万円減、人件費率は57.4%(前期比△2.5ポイント)となりました。
サービス活動増減差額は432百万円となり前期比13百万円減となりました。

【資金収支計算書】

 事業活動資金収支は収入増の一方で、経費も相応に増加しましたが、前期比74百万円改善し642百万円となりました。
設備整備等資金収支は杜樹の音開設の前期に比べ収支とも減少しました。
当期資金収支はプラス26百万円と前期比0.5百万円減少し、期末資金残高は2,054百万円となりました。

【貸借対照表】

基本財産は、建物の償却などから全体として221百万円減の10,795百万円となりました。純資産は255百万円増の11,032百万円となりました。このうち将来の修繕へ備える修繕積立金は231百万円増の1,098百万円となりました。