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社会福祉法人「緑樹会」の令和5年度事業活動並びに決算書は、令和6年6月16日開催の評議員会にて無事承認されましたので、ここに概略報告いたします。

【施設運営】
【入居】

 令和2年より続いたコロナ禍も、感染症法上の5類移行で一つの区切りを迎え、いわゆる「コロナ前」を取り戻しながらの事業運営となりました。こうした中、徳島事業部・関東事業部合計の稼働率は前期比2ポイント増の88.1%となりました。(稼働率数値はショート含)
法人創立30周年の節目を迎える新年度は、今一度経営理念を見つめ直し、施設稼働の向上、地域への一層の関与と入居待機者のすそ野を広げてまいります。また、感染症との新しい向き合い方を模索しつつ、入居者へのきめ細かい健康管理を行っていきます。
横浜事業部(大樹の郷)においては、令和5年4月より施設の大規模修繕を行いました。

【グループホーム】

 期中きたじまでの稼働伸び悩みが響き、稼働率は4ポイント減の93.3%となりました。

【ケアハウス】

 入居者全体の高齢化が進む中、入院者の発生も続き前期比微増に留まり90.8%となりました。

【ショートステイ】

 地域のニーズに柔軟に対応すべくその時々で空床利用に努め、法人全体で年間を通じ延べ約33千名(前期比+2千名)の方にご利用頂きました。引き続き今後も地域への責務として利用者ご本人とご家族の意向に沿ったケアに注力してまいります。

【デイサービス】

 新型コロナの5類移行となるも環境の大きな変化に至らず、一般・緩和・認知型とも一進一退の状況。
一般79.5%(前期比+3ポイント) 緩和34.6%(前期比△4ポイント) 認知50.3%(前期比微減)となりました。

【ヘルパーステーション】

 ヘルパーステーションは、請求額ベース31百万円となり前期比微減となりました。居宅介護支援は広報活動等も積極的に行いましたが、期中の担当者減から請求額ベース前期比5百万円減の41百万円となりました。

【決算報告】
【事業活動計算書】

 サービス活動収益については、新型コロナ5類移行後の諸制約解除もあり前期比59百万円増の5,037百万円となりました。サービス活動費用について、人件費は前期比31百万円減で人件費率は56.1%(前期比△1.3%)。事業費は冗費節減に努め前期比2百万円減、事務費は修繕費の計上あるも前期比24百万円減となりました。サービス活動増減差額は553百万円となり前期比120百万円増となりました。

【資金収支計算書】

 事業活動資金収支は収入増の一方で、冗費節減等の効果もあり、前期比113百万円改善し756百万円の資金増となりました。施設整備等資金収支は借入金返済等で当期362百万円の資金減となっております。
当期資金収支は122百万円の資金増となり、期末資金残高は2,176百万円となりました。

【貸借対照表】

 基本財産は、建物の償却などから全体として373百万円減の10,422百万円となりました。純資産は356百万円増の11,389百万円となりました。このうち将来の修繕へ備える修繕積立金は282百万円増の1,380百万円となりました。